はじめに:ウィッグを使うあなたへ
ヘアロスの心強い味方、ウィッグ。初めてウィッグを着けるあなた、ウィッグが上手くつけられているか心配なあなたに、普段の正しい扱い方をお伝えします。
正しい着け方からお手入れ方法まで、ウィッグをきれいな状態で保つための工夫を「着用前」「着用中」「着用後」に分けて解説します。
この記事を読めば、より自然なウィッグ、美しいウィッグで堂々と暮らせるようになり、ウィッグライフをもっと楽しめるはずです!
ウィッグのお手入れの原則
ウィッグを自然に着こなすために、伝えたいことがあります。
自分の体の一部だと思って、丁寧に、でも神経質になりすぎず、気楽にお手入れを!
私にとってウィッグは、時に直視したくないものでもあり、高価なものであり、そして自分に安心感を与えてくれる存在です。
大切に扱いつつも、気負いすぎず自然にケアできるようになりましょう。
ウィッグを快適に着けるための準備をしよう
地毛のセットがカギ!ウィッグに自然に合う髪型の作り方
最初に行うのは、地毛のセットです。
ウィッグがストレートなら地毛もまっすぐに、ウィッグが巻き髪なら毛先だけでも巻いてください。
何もせずにそのままウィッグを着けると、ウィッグと地毛の質感が馴染まず、違和感が出てしまいます。
◇ストレートの場合◇
ブロードライヤーを使って、うねりやクセを伸ばします。
地毛の方がウィッグより長い場合は、毛先を内巻きや外巻きにして馴染ませるのがコツです。
また、ウィッグをカットする際は、ウィッグより5mm程度短くしておくと自然に馴染みやすくなります。
◇巻き髪の場合◇
毛先10~15cmだけ軽く巻くと◎。根元からしっかりまく必要はありません。
ヘアアイロンを使うのもOKですが、時間がないときはブロードライヤーで内巻き・外巻きを交互にセットするのがおすすめです。
ウィッグをかぶる前の流れ|地毛→メイク→ウィッグがベストな理由
地毛のセットが完了したら、ウィッグ……の前に、まずはメイクを!髪は「冷めた状態」でスタイルが固定されます。
そのため、メイクをしている間に地毛を冷ますことで、ウィッグを着けたときに馴染みやすくなります。
ウィッグの匂い対策|デオドラントスプレーを使うタイミング
もしウィッグのニオイが気になる場合、ウィッグ用のデオドラントスプレーを軽く吹きかけると効果的です。
消臭&抗菌効果があり、ニオイの発生を防いでくれます。
※ 体用のデオドラントスプレーとは異なるため、必ず「ウィッグ用」を選びましょう。
私が愛用しているスプレーのリンクを貼っておきます。他のウィッグメーカーでも販売されているので、お気に入りを見つけてくださいね!
初めてでも簡単!ウィッグの正しい着け方(部分ウィッグの場合)
ウィッグを自然に見せる基本のかぶり方
ストッパーは閉じたまま、まずはウィッグを軽く頭の上に乗せます。
このとき、地毛の分け目とウィッグの分け目を合わせると、より自然に見えます。
ウィッグの生え際は、地毛の生え際から1~2cm上にセットすると◎。
こうすることで、ウィッグと地毛が馴染みやすくなります。
位置が決まったら、ストッパーを開けて頭頂部→後頭部の順で固定しましょう。
「でこ用シャドウ」で分け目をカモフラージュ
ウィッグの生え際と地肌の境目が気になるときは、「でこ用シャドウ」を使うのが◎。(アイブロウのパウダーでもいけるかも…?と書きながら思ってます)

特にセンター分けのウィッグでは、生え際が目立ちやすいので、軽くシャドウをのせると自然に見えます。
ひと工夫でさらに自然に!フィット感を高めるコツ
ウィッグと地毛を馴染ませて自然に見せる!仕上げのコツ
馴染ませるために、粗めのくしでウィッグの表面&内側の両方を軽くとかしましょう。特に前髪は、一度地毛ごと持ち上げてからおろすと◎。
そうすることで、ふわっとドライヤー仕立てのような自然なボリュームが出ます。
不自然なツヤ・束感を防ぐには?地毛もウィッグも余計なものをつけない
地毛やウィッグのスタイリング剤はたくさんありますが、私は「何もつけない派」です。スタイリング剤を使うと、長時間の着用でウィッグと地毛がまとまりすぎて、不自然な束感が出ることがあります。
そのため、できるだけ着用時は何もつけずナチュラルな仕上がりを意識するのがおすすめです。
おわりに
今日からできるちょっとした工夫で、ウィッグをもっと自然に着用できます。
ぜひ試してみてくださいね!
次回は、ウィッグ着用中に持っておくと安心な必須グッズをご紹介します!
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